さて、今回はヨガによる効果の一つとして「柔軟性の向上」についてお話をしていきたいと思います。特に男性は女性と比べ筋肉質であるため、体が硬いという人が多い傾向です。 世間を見渡せば、ストレッチを含め体を柔らかくする方法はたくさんありますが、実はヨガでも柔軟性を向上することが可能なんです。(ヨガって変なポーズ多いし、なんとなく柔軟性向上しそうなイメージありません?笑) そこで今回は、体が硬くなる理由をはじめ、ヨガによる柔軟性への効果、そもそも体が硬い人にヨガは向いているのか?など気になる「ヨガ × 柔軟性」の情報をお届けしていきます!体が硬くてお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
というわけで、今回の記事で分かる内容はコチラ!
読んで分かる!
- そもそも体が硬い原因って何?
- 体が硬い人がヨガをして大丈夫なのか?
- ヨガで本当に柔軟性は向上するのか?
- 柔軟性を向上のメリットは?
男性の体が硬い原因はこれ!
骨格の問題を除いて、体が硬いという人の多くは筋肉に問題があることがほとんどです。
筋肉というのは、本来ある一定の動作において働くべき筋肉が弱ってしまうと、そこを補うために、その周辺の筋肉が緊張して、補強をしようとします。これによって筋肉には必要以上の負担が増え、さらに常に緊張状態が続くことによって筋肉の柔軟性が失われていきます。
体の柔軟性は、筋肉の柔軟性と言っても過言ではありません。
つまり、本来の一定の動作における筋肉が正常に働き、他の筋肉がその部分を補う必要がなくなれば、体は柔らかくなるとも言えます。
ヨガは、全身運動で様々なポーズを取ることによって、普段使われない筋肉が刺激され強化されます。これによって柔軟性の高い体に変化してきます。「柔軟性=ストレッチ(伸ばす)」だけではないということですね。
体が硬い人がヨガをしてもいいのか?
よく体が硬いことを理由に様々な運動を嫌がって、結局何もしないのに「運動しないとなー」って言ってるおじさんっていますよね。ヨガもその傾向はあるようで、体が硬いを理由にやらない人もいるようです。
たしかに、ヨガのCMや広告を見るとスレンダーな女性が恐ろしいほどの柔軟性を披露していることもあるので、体が柔らかい人がやるというイメージが定着してしまっているのかもしれません。
しかし、ヨガというものは「体の硬い人」にこそやってもらいたいワークアウトなのです。むしろ硬い人のほうが、効果を実感しやすいと思います。
ただし、1点だけ気をつけていただきたいことがあります。
それは「頑張りすぎないこと」です。特にヨガのレッスン教室に通っている人は、多数の受講生と一緒にレッスンを受けると思います。その際に他の受講生と自分を比較してしまい、「無理をしてしまう」という方もいます。
レッスンを受ける前に必ず「人と比較しない」「できる範囲で行う」ということを心がけてレッスンに臨むことをオススメします。
それでも他人の目が気になる…という人は
どうしても女性の参加者が多くなるヨガのレッスンにおいて、男性にとっては参加するというだけでも、ハードルが高いと思うかもしれません。
その上、レッスンにうまくついていけないとなると、「人と比較しない」「できる範囲で行う」ということを心がけていても、どうしても他人の目が気になるという人も少なくないかと思います。
そんな方にオススメなのが、オンラインでできるヨガです。コロナによる自粛制限によって、現在とてつもない勢いで需要が伸びています。
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ヨガで本当に硬い体は柔らかくなるのか?
結論からお伝えすると…
「なります!」
ただし、これにはいくつかの条件があります。
簡単に一つずつ、解説していきます。
呼吸:止めずに自然な呼吸はできているか
ヨガでは、呼吸を止めず、動きに合わせて呼吸を行いながら体勢を変えていきます。レッスン中は、レベルにもよりますが難しいポーズ、苦しいポーズを取ることもあります。いわゆる力が入る場面です。
この時に、起こりやすいのが呼吸(息)が止まることです。力が入る場面では、仕方ないかもしれませんが、ヨガでは、どんな時でも自然な呼吸を行うことを心がける必要があります。
呼吸は意識をしていないと、いつの間にか止まってしまっていることもあるので、レッスン中はできるだけ呼吸に意識を向けて取り組みましょう。
また、どうしてもキツイポーズなどが行われた際は、膝を曲げたり、指示のあった姿勢より少し楽な姿勢を取り、強度を下げてあげましょう。
そうすることで、怪我の予防にもなりますし、無理なく柔軟性を向上できます。
食いしばり:力を抜く
これは呼吸とも似てきますが、ヨガでもポーズによってはふんばったり、体重を支えるように力を使うことも多々あります。
その際、人によっては無意識のうちに歯を食いしばっていることもあります。ヨガでは、歯を食いしばってまで頑張りすぎることは本来の意味とはかけ離れてしまいます。
また、歯の食いしばりによって余計な筋肉への緊張も与えてしまい、硬くなってしまう原因に。
なので、レッスン中は呼吸と同じように歯の食いしばりにも意識を向け、頑張りすぎないことを心がけましょう。
マイペース:周りと比較しない
基本的に対面で行うレッスンに参加する場合、レッスンは事前に「初心者向け」といったレベルを告知していたり、「筋トレ系」「柔軟系」といったどのようなことを行うかを告知してくれています。
参加者は、自分の力量や目的にあったレベルのレッスンに参加することが重要になってきますが、初めのうちは周りの人が自分よりも優れているように見えてしまうものです。
しかし、ヨガは人と比べるものではありません。少しきついなと思ったり、過度な痛みを感じるようであれば一度ポーズを中断して休むことも必要です。
大事なことは、人と比べずマイペースに練習をすることです。
自律神経:副交感神経を働かせてリラックス
自律神経という言葉を聞いたことがあると思います。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分類されるのですが、中でも副区間神経はリラックス時に働く神経と言われています。
ヨガで行うポーズや深い呼吸は、この副交感神経を優位に働かせてくれます。
副交感神経が働くことで、筋肉の緊張は和らぎ柔軟性の向上にも影響を与え、レッスン終わりの爽快感も得ることができます。
継続:力なり
言葉通り「継続は力なり」です。誰だって初めは初心者です。難易度の高いポーズが最初から簡単にできていたわけではないはずです。
勉強もスポーツもどんなことでも「続ける」ということが一番の上達の近道になります。
人の目を気にせず、ただただ自分の中のヨガというものに目を向け、日々積み重ねていけば昨日できなかったことが今日できるかもしれません。
やめる言い訳を探さず、まずはとにかく不格好でも継続してやっていきましょう。
その結果、柔らかく柔軟性の高い体を手に入れることができます。
体が柔らかくなることで得られるメリットは?
ここまでで、しっかりと条件をクリアしてレッスンを重ねていけば、ヨガでも確実に体が柔らかくなっていくことが分かっていただけたと思います。
では、ここからは体が柔らかくなることでどんな良いことがあるのかをお伝えしていきます。
一つずつ見ていきましょう!
怪我の予防
柔軟性の向上によってイメージしやすいメリットと言えばコレです。
特に動きの激しいスポーツなどを行っている方にとっては、いかに怪我を防ぐかということが重要になります。柔軟性の高さは、スポーツにおいて非常に重要なポイントです。
もちろん、普段の日常生活でも役に立ちます。体が柔らかくなることで、関節の可動域が広がり、筋肉の伸縮性も高まります。
そうすることで、歩行時などに地面から受ける衝撃を体内でしっかりと吸収し、体への負担を減らすことで怪我の予防に役立ちます。
血行促進・血液循環の向上
血液がめぐる血管は、筋肉の中を通っています。体が硬い人の多くは、筋肉が収縮し硬くなっている状態にあるため、その中を通る血液の循環も悪くなります。
血液循環が悪くなることで、体内の老廃物が滞ったり、新鮮な血液や必要な栄養が全身に行き渡らなくなります。
結果的に、肩こりや腰痛、むくみ、だるさ、冷えなどを引き起こし、体調不良に陥ってしまうことも…
筋肉の収縮を軽減し、体を柔らかくすることは、血液やリンパの流れを改善し、健康を手にするカギにもなります。
基礎代謝UPでダイエット効果も!
体が柔らかくなることで、上記にも書いたとおり血液の循環も良くなります。血液循環が良くなると筋肉の温度(筋温)も上がりやすくなる為、基礎代謝がアップしダイエットにも効果的です。
ダイエットには、食事制限などもありますがやり方によっては、必要な栄養素の不足によって逆に体調不良を起こすこともあります。
健康的に痩せていく為には、適切な食事と適度な運動が非常に重要です。そういった適度な運動という意味でも「ヨガ」は激しい動きもないため怪我の可能性も低く、誰にでもオススメできる運動の一つです。
まとめ
ここまで読んでいただければ、もうヨガが体を柔らかくするのに最適であるということが分かってもらえたのではないでしょうか。
そして、体を柔らかくすることは様々な面でメリットもあります。仕事をするにも、趣味を楽しむにも全ての行動の資本は「体」です。
最初は、週に1回からでも構いません。魅力あふれるヨガで体のメンテンスしていきましょう!
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余談ですが…
ここからは少し余談なのですが、実は体の硬さというのは、筋肉だけが原因ではないかもしれないんです。あまり人体の科学的なことをお話して、ちんぷんかんぷんになってもいけないので、簡単にお話しますね。
簡単に言うと、脳が「思い込み」によって体を硬くしているということもあるのです。これはある実験によって分かります。下にやり方を書くので実際にやってみてください。
どうだったでしょうか?テーブルを使った時の方が倒れてませんでしたか?
もちろん個人差はあるかと思いますが、私個人は30センチほど深く倒れました。つまり脳の「思い込み」によっても柔軟性は変化するということです。
以上、余談でした。
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